カップルとして幸せな期間はあっても、残念ながらいつまでも続くとは限りません。

悲しいことですが、「もうこの人とは終わりにしたい」と決断が必要な恋愛も必ずあるのです。


そんな時には、少しでも相手を傷つけないよう、また、自分自身にも後悔が残らないように、しっかり別れ話をしたいものですよね。

今回は、別れ話の前の段階、上手な切り出し方について考えていきます。

目次

別れ話の前にしておきたいこと



まず、別れ話をする前に実行しておきたいことがあります。


何の予兆もなくいきなり別れ話をすると、相手はなかなか受け入れられず大きく傷ついてしまいますからね。
少しでもきれいに別れたいのであれば、別れ話の前の準備が必要です。

・なおしてほしいことや嫌な部分を伝える


相手に対して不満があり、別れへの覚悟があるのであれば、まずは相手にその不満を伝えてみましょう。改善しようとする姿勢が見られればまだ望みはあるかもしれません。


あなたが真剣に伝えているにも関わらず、聞く耳を持たなかったり正そうとしなかったりする場合は、やはり別れがベターかもしれませんね。
「あなたにこういう不満を持っている」と伝えておくことで、別れ話の際に「私は行動を起こしていた」と示すことができます。

・別れたい理由に嘘はないか自分の中で固めておく


自分の中でしっかりと別れの覚悟をしておきましょう。

一時的な倦怠感や気の迷いだけでなく、本当にきっぱり別れたいのでしょうか。
相手も別れを望んでいない場合は、引き止められたり別れを拒否されたりする可能性が十分にあります。その時にあなたが迷ってしまうと、別れ話が長引いたり相手を余計に傷つけたりしてしまいます。


どうして別れたいのか、相手が別れを嫌がっても話し合うことができるのか、自分の中でしっかり整理しておきましょう。

・徐々に距離を広くしていく


別れが最善であると判断した場合は、2人の距離を少しずつ広げていきます。

LINEや会う頻度を減らしていくことで、あなたの中では別れる準備ができていくでしょう。


相手も、「もしかして別れが近いのではないか」と感じるかもしれませんが、突然の別れ話よりも、覚悟をもつことができます。
別れを匂わせる状況は作っておいたほうがいいでしょう。

これは避けたい！やってはいけない別れ方




別れ話をする前に、できれば避けたい別れ方をご紹介しておきます。別れ話そのものや準備が面倒だからといって、以下のような行動を取るのはオススメできません。

・自然消滅をねらう


連絡を返さなかったり、会うのをひたすら避けたりして別れたいとにおわせ、そのままにしておく方法です。
連絡が途絶えれば別れたことになると考えるかもしれませんが、相手の中ではおそらく消化不良で不満も溜まったまま。


最悪の場合は、新しい恋が始まった時に元恋人が出てきていざこざが起きる場合もあります。

相手のためにも、話し合いや合意をもって、お互いに『別れた』と受け入れられるようにしましょう。

・ブロックなど、一方的に終わらせようとする


こちらも、相手のことを考えていない投げやりな方法です。あなただけが『別れたつもり』になっているのは危険です。


相手が納得していない場合も、無理やり終わらせるのではなく、しっかりと話し合いをして、気持ちを分かってもらいましょう。

・別れたい理由をひたすら言う


別れ話は、お互いに気持ちの負担が大きいものです。別れたいからと言って、相手の欠点や今までの不満ばかりを伝えるのはNG。

相手を責めるような言い方になってしまい、お互い感情的になりがちです。


相手だけが悪いのではなく、2人が噛み合わなかったこと、自分も変わってしまったことなど、お互いの問題であると話したほうが相手も受け入れやすいでしょう。別れるからと言って、相手の人間性ごと批判することがないようにしましょう。

いよいよ決断　上手な切り出し方は



別れ話をする覚悟や準備が整ったら、いよいよ別れを切り出す時が来ます。
上手な切り出し方について解説します。


・2人が落ち着ける場所で直接話す


1番オススメしたいのは、やはり直接会って話すことです。

しっかり向き合い話すことができるため、誤解が生まれにくく、納得するまで話すこともできます。


しっかり話し合いをするためには、落ち着ける環境が必要です。2人の性格にもよりますが、場所としては自宅やカフェ、外などいろいろと想定してみてください。


怒ったり泣いたりして話し合いが大きくこじれることが予想されるのであれば、人目があり冷静になれるように外やカフェなどがオススメです。
落ち着いた話し合いがしたい、最後の2人の時間を大切にしたいと思うのであれば、自宅でもいいでしょう。


時間帯は、朝や昼間にしましょう。周りが暗いとどうしても落ち込んでしまいますし、女性の場合は感情的になった相手が暴走してしまうリスクを下げられます。
「言いにくい話なんだけど」「気づいてるかもしれないけど」と、別れ話であると覚悟できる切り出し方で始めるといいでしょう。

・いい人ぶらずに正直に話す


別れを告げる時には、相手を傷つけまいとしてオブラートに包んだり、自分をよく見せたりしがちです。

ただ相手を責めるだけの話し方は避けるべきですが、相手のためにも伝えるべきことは正直に伝えましょう。
環境のせいにしたり、相手のために別れたいと言ったりすると、相手は別れなくてもいい理由を探そうとするからです。


「別れたいという気持ちを持っている」「気持ちが変わってしまった」など、別れを考えている自分の気持ちをはっきり伝えたほうがスムーズです。

・自分のせいであることも伝える


別れたい気持ちが事実だとしても、相手のせいにしたり、欠点を罵倒したりするのは避けましょう。
別れ話だけで相手は傷ついていますから、必要以上に責めることは親切ではありません。
別れを選んだ理由につながることだけ伝え、「そんなところを許せなくなった」「自分とはどうしても合わない」など、自分の方にも原因があることは強調してください。

・相手が感情的になることが予想されるなら電話やLINEでも


基本的には、誤解を避けるため、後腐れなく終わらせるために、実際会って話すことがいいと考えられます。しかし、そうでない場合もありますよね。
会って話すと感情的になり冷静に話すことができないと予想されるのであれば、直接会わずに別れる方法もあります。
電話は、声の調子や間のとり方などでお互いの気持が分かるため、しっかり話し合うことができるでしょう。対面よりも緊張しないため、言いたいことをしっかりと伝えやすいというメリットもあります。


電話で終わらせると決めたのであれば、勢いで切ったりなあなあで終わらせるのではなく、お互いしっかり「別れた」と認識できる状態で会話を終えてください。


LINEは、文面で気持ちを伝えるため、送信するまで熟考し、冷静に伝えられるのがメリットです。しかし、文面だけでは気持ちが伝わりづらく、冷たく見えるのも事実です。相手からの反応が予測できなかったり、結局「会って話さないと分からない」と次に繋がったりしてしまう可能性もあります。
電話と同様、しっかり「別れた」と分かる終わらせ方にしましょう。

・今までの感謝は伝えよう


どの別れ方にしても、最後には必ずこれまでの感謝を伝えたほうがいいでしょう。


嫌な別れ方をすると、これまでの交際期間すべてが悪い思い出になってしまいます。

相手が別れたくない場合傷つけてしまうのは避けられませんが、交際中に楽しかったことや、相手に救われたことがあるのも事実のはずです。「今までありがとう」と感謝を伝えると同時に、「これで関係が終わり」と示すこともできます。

まとめ

別れは、振られる側にとっては傷つくことであり、振る側にとっても勇気や覚悟が必要な大きな決断です。


面倒さを言い訳にして、無理に終わらせたりなあなあにしたりしていても、スッキリせず、相手のためにもならないでしょう。
お互いが新たな方向で前向きになれるように、しっかりと話をして、きっぱりと別れましょう。


映画のようなキレイな別れ方はできなくても、少しでも後悔の少ない別れ方ができるよう準備をしてください。

この記事が少しでも参考になっていれば嬉しく思います。