恋愛関係の相手がシングルマザーというケースは現代の日本では珍しいことではありません。

しかしシングルマザーとの恋愛と聞くと「なんだかしんどい気がする」と敬遠している人もいるのではないでしょうか。

たしかにシングルマザーと付き合うのは簡単ではありません。

今回はシングルマザーとの交際について考えてみましょう。

目次

シングルマザーと付き合うのがしんどい理由とは?


ここでは実際にシングルマザーと付き合っている、もしくは付き合っていた男性が感じた「シングルマザーと付き合うのはしんどい」と感じた本音を紹介します。


子どもと仲良くなれない

「彼女はバツイチのシングルマザーなんですが、どうしても付き合っていると子どもの存在は無視できないですよね。
ただ僕は子どもの扱いが本当に苦手で……。
彼女と子どもと、3人で出かけることもあるんですが、ふとしたときに子どもとふたりきりになるとどうしたらいいのか困っちゃいます。
そんなだから全然なついてくれなくて……。
このままじゃ結婚は無理そうです」(Uさん・33歳)

シングルマザーとの恋愛は、子どもの存在を無視することはできません。

彼女と親密になればなるほど、子どもとの関わりも増えていくでしょう。


さらに関係を深めていくには、子どもとも良好な関係を築く必要があります。
子どもが苦手な人にとっては楽しい時間ではないことから「シングルマザーと付き合うのはしんどい」と考えるようになるのです。


自由な交際ができない

「彼女がいちばん大切なのは息子なんです。
母親なんですから当然だと思っています。
でも恋人の立場としては、常に息子を最優先にされると寂しかったですよ。
会いたいと思っても息子の用事があれば会えません。デートの約束をしても息子が熱を出せばキャンセルになります。
彼女の立場は理解しているつもりでしたが、自分はもっと自由な恋愛をしたかったので、別れました」(Iさん・28歳)

当たり前の話ですがシングルマザーは自分の子どもがいちばん大切です。

子育てが最優先で恋愛は二の次といえます。

会いたいときに会えないなど、不自由な関係を彼氏としては受け入れなければなりません。


元旦那の存在が邪魔

「彼女と元旦那が頻繁に会っているのは正直なところ嬉しくないですね。
いまは別れているとはいえ、もともとは結婚までした仲ですから、心配してしまいますよ。
子どもがパパに会いたがっているといわれると、会わないでほしいなんて言えませんし……。
先日なんか、元夫婦と子どもで泊まりで旅行に行ったんですよね。
なにか間違いが起きるんじゃないかと不安でいっぱいでしたよ。
実際なにかあったのかもしれませんし。たしかめようがないですよね」(Oさん・34歳)

元旦那の存在もシングルマザーとの恋愛では問題になりがち。

子どもにとってはお父さんですから、会わせないわけにはいきません。

とはいえ彼氏の立場からすると結婚して子どもまでもうけた相手に嫉妬心を抱くのも不思議ではないでしょう。

頻繁に会っているなんてシチュエーションだと「間違いが起こるかも」と邪推するのも仕方ないことかもしれません。

彼女を信じられないと付き合うのがしんどいと思うようになる可能性は高いです。


彼女に余裕がない

「シングルマザーって仕事も家事も育児もひとりでこなす必要があるから大変だと思います。
毎日目が回るような忙しさで彼女がいつもイライラしているのが心配です。
たまにヒステリー状態でこっちに当たり散らすのが、しんどいなって感じちゃいますね。
彼氏としてサポートしなくちゃって思いますけど、自分がいつまで好きでいられるか自信がありません」(Nさん・27歳)

シングルマザーは仕事と家のことを全部ひとりで抱えてしまうため、精神的な負担が大きいです。

経済状況がよくなければ、さらに気持ちに余裕がなくなってしまいます。

彼氏としては支えてあげるべきですが、キャパの小さい男性だとそんな状況がしんどいと感じるようです。


離婚した理由が気になる

「たまに、なんで離婚したんだろうなぁって気になることがありますね。
ご主人の浮気が原因って話ですけど、それって彼女の一方的な言い分ですから。
本当に浮気をしていたかわかりませんし、浮気をしていたとしたら、彼女にもなにか原因があるのかもしれません。
いろいろ考えると深く交際してよいのか迷ってしまいますね」(Uさん・30歳)

離婚をした理由が気になって真剣交際に発展させられないケースもあるようです。

離婚にいたった本当の理由は見えにくいもの。

女性側になにか問題があったのかもと心配になるようです。


シングルマザーと付き合うときに理解してあげたいこと

シングルマザーと付き合う際には相手の立場を理解するのが大切です。

ここではシングルマザーの置かれている状況について考えてみましょう。


生活は子ども優先

シングルマザーがいちばん大切にしているのは子どもとの関係です。

なによりも子どもを優先するのを彼氏としては理解する必要があります。

「たまには子どもより俺にかまって」なんて幼稚な考えを持ってはいけません。

子どもの体調次第ではデートはキャンセルになりますし、デートに子どもが一緒にくることもあります。

それが受け入れられないならシングルマザーと付き合う資格はないでしょう。


経済状況が逼迫していることも

まだまだ日本では男女に収入格差があります。

さらに子どもがいると子育てに理解がある仕事を選ばなければなりません。

それらの事情が重なってシングルマザーは経済的な余裕がないケースが多いです。

場合によってはデート代は彼氏が負担するなどの配慮が大切。

「デート代は絶対割り勘!」そんな考えはシングルマザーとの交際には向いていません。


周囲の目が気になりがち

離婚するのはそれほど珍しいものではなくなったとはいえ、まだ偏見の目で見る人も一部にはいます。

そんなシングルマザーが恋人を作っている姿を堂々と周囲に見せると「子育てもしないで遊び歩いている」と適当な噂を流す人もなかにはいるかもしれません。

そんな心配があるためシングルマザーは周囲の目を気にしがちです。

開けっ広げな交際をしないほうがよい場合もあります。


シングルマザーと付き合うときに気をつけたいこと


シングルマザーと恋愛をするなら必ず守ってほしい点があります。

それは「子どもを絶対に最優先にした交際をする」ということ。

自分たちの恋愛で子どもが犠牲になるような交際をしないようにしてください。


・ふたりの時間のために子どもがひとりで留守番ばかりしている
・子どもの都合でデートできなくて不機嫌になる
・露骨に邪魔者扱いする


ほかにもいろいろありますが、子どもがつらい思いをするような恋愛は論外です。

「あいつがいるせいで彼女と会えなくてイラつく」
「懐かなくてぜんぜん可愛くないからイジメちゃえ」
「元旦那の顔がチラつくから、顔も見たくない」


そんな気持ちが少しでもわいてくるなら、シングルマザーと付き合う資格はありません。

むしろシングルマザーの彼女が恋愛に夢中になりすぎたときに「もっと子どもに気を使ってあげて」とアドバイスできるくらいになるべきです。



「シングルマザーと付き合う」についてよくある質問

シングルマザーと付き合うに関して、よく出てくる質問をご紹介します。


シングルマザーとの交際において、どのように子どもとの関係を築けばよいですか?

子どもとの関係を築くためには、子どもの感情やニーズを理解し、尊重し、ゆっくりと慣れる時間を持つことが大切です。


シングルマザーとの交際で周囲の目や社会的プレッシャーをどう乗り越えればよいですか?

周囲の目や社会的プレッシャーを乗り越えるためには、自分の幸福を優先し、真の愛とサポートを提供することに自信を持ち、他人の意見に左右されずに関係を築くことが大切です。

まとめ

シングルマザーとの恋愛は子どもがいるため、配慮が必要な恋愛になります。
「シングルマザーと付き合うのはしんどい」そんな気持ちになる人もいるでしょう。


シングルマザーとの恋愛は子どもにつらい思いをさせない行動や態度が求められます。


「彼女と自分が幸せならそれでいい」そんな考えは通用しません。


もし彼女の子どもとの関係が原因でしんどいと感じるなら、シングルマザーとの恋愛は向いていないので、ただちに別れたほうがよいでしょう。