好きな人と一緒にいたくて、幸せいっぱいで同棲を始めたはずなのに…。


さまざまな事情で別れを考えるカップルがいます。


そして同棲しているからこそ、別れ話に進むことができないカップルも少なくありません。


どのような理由で別れられないのか、円満に別れる方法はあるのか、ご紹介していきます。

目次

同棲カップルが別れたいと感じる理由



毎日恋人と一緒にいられて幸せだった同棲直後。


幸せな毎日を重ねる中で、なぜ別れたいという思いが生まれるのでしょうか。


よくある理由を解説します。


思っていた性格と違う

同棲していない頃は時間を決めて会っていたため、お互いに気を使ったり自分をよく見せようとしたりします。


しかし同棲は朝から夜までずっと一緒、常に気を張っておくことは苦痛になりますよね。


寝起きが悪い、意外にズボラ、疲れがたまると不機嫌など、様々な面で「こんな人だったんだ」と驚くことも少なくないはずです。


許せる範囲ならばお互い様ですが、好きだと思っていた面が実は取り繕っていた一面だったり、冷たさや気の使えなさなどのマイナスな面が多すぎたりすると、「こんなはずじゃなかった」と後悔することになります。


生理的に許せないことがある

お互いに違う家庭で育ってきたので、いろいろな習慣が異なるのは当然です。


同棲する上で、当番を作ったりルールを決めたりしてお互いに気持ちよく過ごせるように工夫しているカップルも多いでしょう。


しかし、習慣や癖は簡単に治るものではありません

自分は気にしないのに相手にとっては不愉快なこと、またその逆もあるでしょう。


特に生理的に許せない部分が異なっていると、生活する中で苦痛な時間が増えます。


部屋着に着替える前にベッドに入ること、歯磨きやお風呂をさぼる日があること、トイレの使い方や食事のマナーなど、どうしても受け入れられないことなのに相手は「これくらいいいじゃないか」と治してくれない。


このような状況が続くと毎日イライラが募りますし、注意される側もストレスに感じてしまいます。


生活リズムに不満がある

一つ屋根の下で過ごしているので、お互いの生活や仕事を尊重することはとても大切です。


自分にとってベストな生活リズムもありますよね。


お互いのそのリズムに大きな差があると、身体的なストレスになります。


起床や就寝の時間に差があったり、食事の時間を無理に合わせたりすることが続くと疲れが溜まってきてしまいます。


一人でゆっくりする時間が取りづらいのも辛いところです。


負担が偏っている

一緒に生活する中で、衣食住の問題は避けられない現実的な問題です。


洗濯、掃除、料理など、快適に生活するためにはとても多くの家事をこなす必要があります。


そして家賃をはじめとする全てのことにお金がかかっています。


家事の得意不得意はあるでしょうが、片方だけの負担が大きくなっていると不満が積もっていきます。


お金の問題は、赤裸々に話し合うことをつい後回しにしがちです。


二人の収入や生活費の負担に偏りがあると、これも大きな不満になります。


どうして別れられない?ずるずる続く原因とは


同棲カップルは、そうでないカップルに比べて別れにくい傾向があります。


別れるのであれば同棲も解消する必要があるため、さまざまな問題が出てくるのです。


別れづらい原因・同棲解消に踏み切れない原因の例には以下のようなものがあります。


結婚するつもりだった

結婚を見据えて同棲を始めたのならば「この機会を逃すと婚期が遅れる」「婚約までしたのに」などと、結婚に関する計画が大きく狂ってしまうため別れづらくなります。


一度結婚を想定したのにそれを白紙に戻すにはかなり勇気が必要です。


ただ、今の不満を抱えたまま流れで結婚しても、問題を先送りにするだけです。


改善できそうな問題なのか、結婚を諦めるのか決断が必要ですが、簡単に決められることではないでしょう。


家具や家電などの折半が面倒

二人で住むことを辞めるのであれば、少なくともどちらかは荷造りをして出ていくことになります。


二人で購入したものや一緒に使っていた家具や家電はどちらが所有するべきか考える必要があります。


高価なものや、生活必需品であればなおさら決定しづらいでしょう。


簡単に持ち運びできない大型家具や家電も厄介です。


次の部屋へうつるお金・時間がない

一緒に住めない以上、二人ともかどちらか一人が部屋を出ていきます。


そうなると、新しい部屋探しに契約、引っ越し、住所変更などの手続きと、やらなくてはいけないことが次々に出てきます。


場合によっては、同棲を解消して一人暮らしにした方が家賃や生活費が上がることもあります。


社会人として忙しい日々に多くの手続きをしなければならないこと、短期間で出費がかさんでしまうことはかなりの負担になります。


面倒さと金銭的な余裕の無さなどで、同棲解消に踏み切れなくなります。


情けがある

同棲期間が長いカップルならではの問題です。


いろいろな不満がありながらも楽しかった時期の思い出も確かにあるでしょう。


生活を共にしていると、家族のような安心感や、一緒にいて当然の空気のような存在感を感じるようになってきます。


そんな相手が居なくなると想像したら不安や寂しさが生まれるのは仕方のないことです。

相手を悲しませること、自分も不安定になることなどを予想して、別れづらくなってしまいます。

もちろん、相手に対して少しでも気持ちが残っているのであれば、まだやり直せるカップルもいます。


結婚生活が長い夫婦でもいろいろな不満があるものですし、毎日ときめいて幸せというわけではないはずです。


別れたい理由と別れられない理由を自分の中で整理することが必要ですが「別れたくない理由」「まだ一緒にいたい理由」があるかどうかもしっかり考えてみてください。


円満に別れるための方法


いろいろと考えた末にやはり別れることがベストだと思った場合、少しでも円満に別れるためにはどのような方法があるのか考えます。


気持ちを整理し正直に伝える

どうして別れを考えるに至ったのか、やり直せる可能性はないのか、相手にもしっかりと納得してもらう必要があります。


相手が別れに納得できない場合、あなたの考えが固まっていなければ「やっぱり別れないほうがいいかな」と簡単に揺らいでしまいます。


薄い期待を持たせることも、冷たく切り捨てることも相手をさらに傷つける原因になります。


冷静に、相手の気持ちも聞きながら、自分の気持ちを伝えましょう。


引っ越し資金や次の行き先を用意する

別れ話をした後にも一緒に生活するのはお互い息苦しいはずです。


気持ちの切り替えや次の出会いの妨げにもなってしまいます。


別れ話の後は、引越し先を用意して自分だけでも速めに出ていくのが望ましいでしょう。


引っ越しにさまざまなタスクや資金が必要なのはお話したとおりです。


全て完璧に用意して出ていくのが難しい場合は、実家や友人などを一時的に頼ることも考えましょう。
もしも今の住居が自分名義の場合は、相手がすぐに出ていけない可能性も考えておく必要があります。


相手の引越し先探しや手続きを手伝えるのか、自分が少し出ていくのか、短期的にホテルなどを利用してもらうのか、相手の現状によってはあなたがサポートする必要がある場合も。


一方的に追い出すのではなく、相手の都合も考慮する必要があります。


整理整頓、取捨選択、家具家電の折半が必要

お互い新しい生活を送れるように、今の家の整理や家具家電の折半をしましょう。


納得した上での別れであれば、速めに次の生活に目を向けたいものです。


面倒なことではありますが、お互いに必要なものや不要なものについて話し合い、持ち物を整理していきましょう。


処分するものにも費用がかかる可能性があります。


片方だけの負担にならないよう、処分費用や手続きについても話し合いましょう。


これまでの出費などの金銭的なことにもわだかまりが残らないようにしておきたいですね。



「別れたいけど別れられない」よくある質問

別れたいけど別れられないことに関して、よく出てくる質問をご紹介します。

別れたいと思っているが、同棲中で別れ話をするのが難しい。どのように別れ話を進めることができる?

別れ話を進める際には、まず自分の気持ちを整理し、相手に対して正直に伝えることが大切です。

冷静に、相手の気持ちも聞きながら、自分の気持ちを伝えましょう。

また、引っ越し資金や次の行き先を用意し、相手の都合も考慮してサポートできるように心がけましょう。

最後に、家具や家電の折半や整理整頓についても話し合い、円満に別れるための準備を進めてください。

同棲中のカップルが別れる際、家具や家電の折半が面倒だと感じている。どのように対処すべきか?

家具や家電の折半については、お互いに必要なものや不要なものについて話し合い、持ち物を整理していくことが重要です。

処分するものにも費用がかかる可能性があるため、片方だけの負担にならないよう、処分費用や手続きについても話し合いましょう。

金銭的な問題にも配慮し、双方が納得できる形で折半を進めてください。

まとめ

同棲を理由にしてズルズルと付き合うのはお互いにとってプラスにはなりません。


自分の気持ちを整理し別れを決断したのであれば、勇気を出して動いたほうが将来のためになるでしょう。


同棲解消と別れという二つの大きな決断を下すためには相当のエネルギーを使います。


交際期間や同棲期間は決して無駄ではなかったと思えるように、前向きな別れにしたいものです。


あなたにも相手にも、素敵な新しい生活が待っていることを願っています。