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メンヘラという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
「メンタルヘルス」つまり心の健康の略語ですが、「心の健康に問題がある人」を指すことが多いようです。
具体的には、感情の浮き沈みが激しく、心が不安定な状態が多い人、極度に寂しがり屋の人などが当てはまります。
一緒に暮らしている夫の情緒が不安定だと感じることが多かったり、夫に振りまわされて疲れていたり、「もしかしたら旦那はメンヘラかも」と思ったことがありますか?
今回は、そんな方の今後の生活のヒントになる内容をお届けします。
目次
どの程度の特徴があればメンヘラと言えるのか解説します。
メンヘラの根本的な特徴として、自己肯定感が低い事が挙げられます。
周りから嫌われている、自分は何をやっても役立たずで愛されないなど、必要以上に自分を責めて落ち込む傾向があります。
ものごとが好転するきっかけがあれば1人で立ち直ることもありますが、心配してもらいたいがために、落ち込んでいる様子や自分を否定する言葉を周囲に伝えるのも特徴です。
自分の行動が周りからどう見られているか客観的な目で判断するのが苦手で、自分の考え第一で動いてしまいます。
相手の仕事の都合などを考えずに自分の気持ちどおりに動いてくれることを望んだり、恋人なら自分が可哀想な時にはすぐに助けに来るべきだと思ったり、あなたが思い通りに動かないと沈んだり怒ったりしてしまうのですね。
例えば少しのミスや行き違いが原因でもう二度と立ち直れないかのようにひどく落ち込みますし、そうかと思えば急にテンションが上り、機嫌も良くなることもあります。
思いもしないきっかけで大きく変化する感情の相手をし続けるのはかなりのストレスですね。
また、気に入らないことが起こってしまった場合の怒りの表現も激しいケースもあります。男性は身体も大きく力も強いため、女性に対して無意識に手加減するのが一般的です。
しかしメンヘラは気持ちのコントロールが苦手なため、大声で怒鳴る、物に当たる、酷い時には女性にも手が出るなど、沈静化するまで手がつけられない場合も多いのです。
周りからの評価や目線を過剰に気にして、「良い旦那さん」と見てもらおうとします。
家庭内では気持ちをあらわにし家族を振り回すことが多いメンヘラ旦那ですが、家庭の外では良い人ぶりをアピールするため、背伸びした服装をしたり、妻に普段より優しく接したりすることも多いですね。
自信がないため、ありのままではいられず、褒めてもらうために必死になっているのです。
以上のような特徴が挙げられますが、あまりにもこれらの特徴が多い、激しいという場合は精神的疾患や人格障害の可能性もあります。
性格の問題ではなく、先天的な脳の脆弱や幼い頃からの改善できないトラウマなどが原因となっている場合も多いようです。
日常生活が辛いほどのメンヘラの特徴があれば、専門機関の受診も検討してください。
メンヘラの人には、自分がメンヘラであると自覚がないケースも多くあります。
また、注意されて簡単に改善できるものではありません。
かと言って、一緒に生活していく中であなただけが我慢しておけばいいというわけでもありません。少しでもあなたの心の負担を減らす方法を考えましょう。
旦那の意見や行動を否定したり注意したりせず、一度は旦那の気持ちを肯定すると、機嫌を損ねる地雷を踏むことを避けられるかもしれません。
以前できなかったことができたら褒める、旦那がしてくれたことに感謝を伝えるなど、少しでも旦那の自己肯定感が上がるきっかけを与えられるように努めましょう。
メンヘラは周りの人の援助や接し方で簡単に変わるものではなく、その人本人の問題であることがほとんどです。
地雷を避けつつ、諦めるところは諦め、気長に向き合っていくしかありません。
自分一人で抱え込まず、周囲の人に理解してもらい、協力を得ることが重要になってきます。
深刻さが分からなければ「どこの夫婦もそうだよ」「あなたの考えすぎじゃないの?」などと捉えられ、相談しづらいケースも多いでしょう。
辛い時に話を吐き出せる場所、可能であれば一時的に逃げ込める場所などがあると安心です。
場合によっては、心理カウンセラーなどの専門家に寄り添ってもらうことも検討してください。
もしも旦那が怒り出したり落ち込んだりして感情が大きく動いた場合は、話し合おうとしても耳に入らないことがほとんどではないでしょうか。
感情的になっている時は、何を言っても通じないどころか、火に油を注ぐ事態になってしまう可能性があります。
会話を止めたり、部屋や家から出ていくなどして、本人の感情の波がおさまるのを待つ方が無難でしょう。
時間が経って落ち着いたり、あなたとの会話ができるまでに冷静になれれば良いのですが、ひどい場合はどう接したらいのか分からないほど沈んだり怒ったりする場合もあります。
自殺をほのめかす言動がある、子どもやあなたに手を上げるなど、自分ひとりで対応できないと思った場合には迷わずどこかを頼ってください。電話での相談やシェルターなど、公的サポートも多くあります。
何よりも、自分自身と子どもたちを守ることを優先してくださいね。
短所を補い合って支え合うのが夫婦の理想像です。
ただ、旦那が深刻なメンヘラである場合、「愛があれば乗り越えられる」という理想論では解決しないケースも多々あり、一緒に暮らしていくためには相応の苦労が予想されます。
夫婦関係を継続していくか離婚していくか、どちらかを選択するのも簡単なことではないでしょう。
あなた自身の今後の生活はもちろん、子どもに与える影響も十分に考えて、覚悟を持った決断ができるよう応援しています。
1人で抱えきれない場合のために、逃げ込むことのできる場所も確保しておいてくださいね。
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