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復縁?
なみ 女性
公開日|2024.08.08
更新日|2024.08.08
出張のついでに立ち寄ってくれて久々の再会を果たした翌日以降も、シュウからはまた毎日LINEがくるようになった。
付き合っていた時と同じように「おはよう」と「帰ってきたよ」の2回。
きっともう連絡は途切れてしまうと思っていたから、意外だった。
久しぶりに会って、色々我慢しながらの単身赴任生活を送っていると聞いたから、私が外で遊んでる様子がわかるようなことは一切送らずに「おはよ、今日もがんばろうね」と「おつかれさま」の一言だけ送るようにした。
やりとりが2日ほど続いたタイミングで「がんばってるシュウにおつかれさまって言いたくて送ってるだけだから、返事は気にしなくていいよ」と伝えた。
土日は「おはよう」があるかないかだけど、平日は2回送ってくれる。
それがもの足りないなんて思わない。
無理をしている訳ではなく、久しぶりに会えた日から私の気持ちは不思議なくらいサッパリしていた。
好きには違いないし、定期連絡がかなり遅い時間だと「忙しいのかな」と少し心配になったりはするけど、会いたくて苦しくてたまらない気持ちではない。
シュウが出張のタイミングでこちらに立ち寄ることがまたできそうで、私も予定がなければ会いたい、というのが正直な気持ち。
ただ、性欲が高まっているのも事実。
望むタイミングでシュウと抱き合えるのが1番理想的だけど…勿論、そんなにうまくはいかない。
シュウとの久しぶりの逢瀬の後、性欲を抑えられなかった私は、他の男性二人とワンナイトを過ごした。
1人はたまたま居酒屋で話しただけの、よく知らない歳上の人。
酔って2軒目、3軒目……と遊んでいるうちに口説かれて、ホテルへ行った。
いいな、とか、抱かれたいな、とかの感情が全くない人とするのは初めてだった。
甘い言葉をたくさん囁いて優しく丁寧にしてくれたけど、全然いつものように感じなくて…
相手も「気持ちいい」と言いながらも、深酒のせいか、私があまり感じないからか…
お互いにイケないままで終わった。
別れ際に「連絡先を教えて」と言われたけど断った。
その人とはそれっきり、会っていない。
もう1人は、呑み会で時々顔を合わせる人。
友達と言うほどまで仲良くはない、会えば軽く話す程度の知り合い。
初めて会った頃の彼は独身だったけど、数年前に結婚して子どもも生まれた。
でもずっと変わらず、趣味に仕事にいつも忙しそうにしている。
彼の見た目がタイプな私が酔って「かっこいい」と伝えると「抱かれたい?」と笑うから「うん」と答えると「今度な」とあしらわれる……その繰り返し。
勿論、そんなやり取りはお互いに冗談でしかなかったんだけど……
久しぶりに飲み会で会った彼が「なんか色気出たな」と声をかけてきて、その流れで性欲の話をする事があって。
彼は忙しくしていて暇がないのと奥さんは子育てでいっぱいいっぱいなのかそんな気にならないらしく「性欲のはけ口がない」とのことだったし、私が同棲相手とは長年レスだし性的なパートナーとなった人は転勤でなかなか会えなくなった事を伝えると「いいかげん、抱かなきゃな」と笑った。
またいつもの冗談だな、と思いながら「ほんとだよ、いいかげん抱いてよ」と笑ってたら「なみさんって、ドM?」と切り込んできた。
「うっすらほんのりMかな」
「何回でもできる?」
「どうだろう……1回じゃない方が好きだけど」
「最高だな」
と笑って。
何度かやりとりして、1ヶ月後の呑み会の日、みんなにバレないように帰ったふりをして彼の泊まるビジネスホテルの部屋で合流した。
「今後もちょくちょく呑み会で会うだろうから普通にはできない…真っ暗な部屋で声抑えて、なみさんのMを刺激して盛り上がる感じなら」という彼の出した条件に合意しての密会。
見た目がタイプの男性とは付き合ったことも寝たこともない私。
背が高くて逞しいタイプの彼はあそこも大きそうで、大きいサイズの男性との経験が全くない私は二重に緊張したけど……
想像していた以上に大きなサイズの彼は絶倫で、Sっ気を出して私を軽くいじめながら時間をかけて攻めた。
一晩で3回も私の中に出したのは、彼が初めてだった。
性欲が強い点はすごく合うと思ったけど、彼の大きすぎるペニスで擦れた膣がヒリヒリと痛んで、トイレのたびに沁みる状態が治るのに丸二日かかった。
回数を重ねればなじむのかもしれないけど……彼は「これ以上は気まずい、忘れよう」と言ったから、2度目はないだろう。
そんな経験をはさんで、前回会ってから1か月後の金曜日。
「おはよう、今日は出張」とシュウからLINEが来た。
一瞬、会えるチャンスかも?と思ったけど、仕事次第だし、気分次第でもあるだろう。
期待はせずに「気をつけてね」と返したら、お昼に珍しくLINEが来た。
「今夜は予定ある?」と問うシュウに「ないよ」と答えると「仕事早く終わったら、一緒に呑みたい」と。
「いいよ!また連絡して」
そう返すと、夕方に「早く終われた、駅前に居る。ビジネスホテルだけど、泊まれる?」と連絡が来た。
「大丈夫だよ、支度して行く」と返して、身支度を整えてシュウの待つ駅前に向かった。
合流して、ホテルにチェックインして荷物を置いた後、呑みに出た。
LINEでは「おはよう」と「仕事おわったよ」しか言わないシュウだけど、会えば、こんな事があったあんな事があった…とよく喋る。
単身赴任になってからは、更によく喋るようになった気がする。
楽しく会話しながら2軒はしごした後、ホテルの部屋へ戻るやいなや「今夜は一緒に居られる♡」と抱きついてくるシュウ。
抱き返して「幸せ」と呟くと、キスで答えた。
「いっぱい舐めてほしいし、いっぱいなみの中に出したい」
甘えた声で囁くシュウに「いっぱい舐めたいし、全部私の中に出して」と答えると、「その前にもう一杯だけ付き合って」とホテルに戻る前に買ってきたチューハイに手を伸ばす。
乾杯して軽く飲んだ後、交代でシャワーを浴びた。
「お風呂はラブホのほうがいいな…一緒に入れるし」
「そうだね」
「…なみは、ワンナイトってした事ある?」
シュウの問いにギクッとしながら「誘われたことはあるけど、断ったからしたことないよ」と答えると「嘘だ」と間髪入れずに返す。
「ほんとだよ」
「なみから誘ったら、男ついてくるだろ?」
「そんなことないよ、私がいいなと思う人は私の事を何とも思わないもん……誘ってくる人は全然タイプじゃない人だし……シュウだけだよ、私のどこが好きなんだかしらないけど」
「えー?」
「どこがいいの、私の」
「うーん……わかんねぇけど……でも、どうでも良かったらこんな風に誘わないしさ……」
上手く言葉にできないのを埋めるように、シュウから口づけてくる。
何度もキスして、沢山愛撫されて……吐息を漏らすと「なみ……すっごいやらしい」とトロンとした目で囁く。
1か月前に会った時は4ヶ月ぶりのセックスだったけど、あの時以上に興奮した様子のシュウ。
「挿れたい」
そう呟くから、シュウの上に跨って挿入した。
「ああ……すっごいトロトロ……」
うっとりした声で呟いてすぐに動こうとするから「まだ動いちゃダメ、中がおちんちんの形になるまで待って」と耳元で囁く。
「動いていいよ」
声をかけると下から沢山突いてくる。
乳首をキュッと強めに摘まれて中が締まったらしく「あぁ…すごい」と声を漏らした。
シュウの手に自分の手を絡ませて支えにしながら腰を振ると「やらしい、うあっ、イくっ!」と我慢できない様子で、いつもよりも早く射精した。
私は正直、まだ足りないけど……
シュウは1回しかもたない。
2回目はインターバルをおいても出来るかどうか難しい。
「明日も起きたらしような」
そう言って、私を抱き寄せるシュウ。
「うん」
キスして、おやすみ、と囁くとすぐに眠ってしまう。
ワンナイトした彼なら…まだまだ抱いてくれるんだろうな……と頭を過る。
振り払うようにシュウにくっついて、目を閉じた。
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