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声枯
まゆ
公開日|2023.09.14
更新日|2023.09.14
やすが2度目の射精を終えた後、さすがに私の性器周辺が精液にまみれてしまったので「軽く流して来るね」と断りシャワーに行った。そして目元のメイクを直そうとも思い、部屋に戻り自分のバッグを漁る。すると仕事の昼休みの時間に遊んだ後バッグに入れたままになっていたSwitchの存在に気付いた。「少し重いと思ったら、これのせいか」と呟いた私にやすが「どうしたの?」と聞いてきたので顛末を話す。そのついでに何のソフトを遊んでいるかも聞かれたので「ゼルダだよ、友達に薦められて始めたんだけど結構面白い」と返すと、激しい愛撫とピストン、2度の射精までしてさすがに気だるそうだったやすがベッドから元気良く上半身を起こした。「俺小さい頃からゼルダやってて、新作もやりたかったんだ。でも忙しくてやってる暇無さそうだから買わなかったの。やっぱり気になるからちょっとだけ触らせて貰ってもいい?」と言ってきた。子供のような声でねだる彼が可愛くなり、笑って「いいよ、持ってるアイテムも自由に使って遊んでみて」と返しSwitchを手渡した。
私は飲み物を飲んだり化粧を直したり、彼はベッドにうつ伏せで寝転びSwitch遊びに興じる。「武器を出すのはどのボタン?」などの質問に答えながらしばし彼を眺めていたが、セックス中の雄々しい姿も、無邪気にSwitchで遊ぶ姿も全てが可愛いと感じる。その視線を不機嫌からと勘違いしたのか、彼が慌てて「ごめん、放ってゲームしたりして」とSwitchを返して来た。「違うよ、遊んでる姿が可愛いって思って眺めてたの。時間はまだたくさんあるからもっとやってて」と微笑むと、彼も安心したように笑う。「ごめんね、でも新作本当に楽しいね」と言いながら再びSwitchに視線を戻す彼に、ふと思い付いて一つおねだりをしてみた。
「手を繋いでる写真撮っていい?」そう願い出る。顔まで写したツーショットはリスクがあるから持っていられないけど、手元だけの写真なら特定出来ないから持っていたい。そんな私の要望を彼は「全然いいよ」と快諾してくれて、すぐに私の手を取ってくれた。その時写した写真が今回の日記の画像。会えない日が今後続いても、この写真があれば寂しくない。その後すぐ「ありがとう、やっぱり買いたい、面白いね。でも家にはチビらが居るから買っても俺はSwitchに触れなさそうだ。いっそ内緒でもう一台自分用に本体買おうかな」と言いながらSwitchが彼の手から返却された。「もっと遊んでいていいのに」私がそう返すと、彼は「ゼルダも楽しいけど、まゆを抱く方がもっと楽しいから」と言いシーツをめくり勃起した自分のモノを見せて来た。
年齢は三十代後半、すでに2回射精したのに彼のペニスはまだ鉄のように硬く先端が天井を向いている。ダイキもあきさんもかなりの絶倫だったが、やすはその二人以上かも。驚いている私の手を取り「乳首吸って欲しい」と私の口を胸元に誘導した。要望通り乳首を舐めたり吸っていたら、手をペニスに誘導される。硬さは一度目と変わらないのが凄い。乳首への愛撫の後軽くキスをし、私から彼のペニスを咥えた。すると「俺、した後シャワー浴びてないのに口でして貰うの悪いよ。洗って来るから待ってて」と言い私の顔を上げさせた。「やすも私にしてくれるじゃない。私も平気、このままさせて」そう返し再び咥え、ひとしきり口で奉仕したら彼が私を仰向けに寝かせる。三回目に繋がっても、ピストンの強さも膣内で感じる硬さも本当に一回目と変わらない。ベッドが軋む程強く突かれ何度もイカされ、彼は三度目の射精をした。
ピルを飲んではいるが、さすがに出された精液の量が多く心配も過る。そこは避妊率99%という部分を信じるしかないが。フリータイムで入っているし、今日はどちらも夜まで時間がある。私に腕枕をしながら彼が「このままホテルのルームサービス頼んでフリータイム一杯まで二人で過ごしてもいいし、出てどこかで食事してもいいよね。どうする?」と言ってきた。正直言うとほんの数日前まで新型コロナに罹患し体力の落ちている体で、絶え間なく愛撫され挿入を繰り返されているので、その頃はどんなに彼を好きでも一緒に居たい気持ちより疲れが上回っていた。でも帰りたいとも言えず、何より体は疲れていても気持ちはまだ一緒に居たい。迷っているうち、彼のスマホからメールやLINEではなく通話の着信音が鳴った。「ごめん、仕事場からだ。出るね」そう言ってその場で通話を取った彼が、仕事モードの声になる。「分かった、着くまでなんとか落ち着かせておいて、すぐ行くよ」そう返し通話を切った彼の表情が変わる。「利用者…さっきリストカットした子が暴れてるみたいだ。俺の話なら聞いてくれるから、今から行って来るよ」そう言う彼に思わず「休みの日まで、本当に気が休まらないね」と言ってしまった。「慣れっこだよ、もう。でもストレスはやっぱり蓄積する。だからまゆと過ごすこの時間が、俺には必要なんだ」シャツを着ながら彼が言う。
私なんかでストレスが軽減するなら、いくらでも応えたい。私も少し遅れてベッドから降り身支度を整えながらそう強く感じた。ただこの歳だし、もうはしゃいだり気持ちのままに「大好き!」などとは返さない。好意は私からは伝えないし、淡々と付き合うつもり。年甲斐も無く舞い上がり、彼に引かれるのも嫌だから。ホテルから出て駐車場に着くまでの短い距離ですら、彼は私の手を取り繋ぐ。そんな所も嬉しい。「一緒に飯とか行きたかったのにな、ごめん」運転しながら謝る彼に「謝らないで、次行けばいいよ。今日も楽しかった、ありがとう。これから仕事なのに疲れさせてしまってごめんね」と返す。「俺も楽しかった!あとたくさん癒して貰えたから、逆にこれから仕事でも苦じゃないよ」そんな言葉が返り、私も自然と笑顔になった。さすがに昼日中なので、車から降りる前にはイチャつけない。「お仕事頑張って」と言い車から速やかに降り、手を振る彼に私も手を振り見送った。
帰宅してすぐ「返信は要らないよ、会ってくれてありがとう」とだけメッセージを送る。と、すぐに「今信号待ち!多分仕事場着いたら夜までメッセージ返せなそうだから今言うよ、次は一緒にご飯食べたりドライブ行こう!」と返信が来た。もう、彼の何もかもを好きになっている。どうかこのまま私を気に入り、長く傍に置いて欲しい。
翌日、仕事場で同期の友人からランチ中「昨日まで声が比較的良くなってたのに、今日になったら随分酷く声枯れしてない?」と言われた。確かに今日になったら良くなりかけていた声がいきなり酷く掠れ、喋りにくい。「だよね、私も声出しにくいって感じてる」と答えると、友人に「声帯は使うと治り遅くなるけど、日常使わないわけにもいかないよねぇ。けど昨日は急に酷くなる程喉使った?カラオケ行っちゃったとか」と言われ思い返すも、喉に影響するような事は別段していない。前日はただやすに会ってセックスはしたが。と過った瞬間思わず「あ」と声が出た。治りかけていた喉の声枯れが一気に進むような行為は…喘ぎ声を上げた事。それしかない。ただどうあっても友人には言えないので、苦笑しながら「長電話したの思い出した」と伝えた。
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