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私がセフレと付き合う際に結んだ、ただ1つの約束
とうもろ こしき 女性
公開日|2022.09.18
更新日|2022.09.18
「こしきちゃんにとって、俺って何?」
平日夜の繁華街を歩きながら、彼が突然こう言った。彼は私との未来をアレコレ考えすぎて、おかしくなってしまったんだろうか。
でも、この質問には驚くほど簡単に答えが出せる。
私はまるで原稿でも書いていたかのように、スムーズにそれに答えた。
この記事は、
『「俺は"踏み台"だったでしょ?」…セフレに言われてドキッとした、私の罪』
『"バチェラーパーティー"で異性と遊び尽くそう!私の提案に、セフレが出した答えは…』
のつづきだけど、単体でも読んでもらえるように書いてます。
私「私にとってあなたは、親友に近いかな。なんでも話せるし、一緒にいてラク。顔はものすごく好きなんだけど、なぜかドキドキしたりトキメいたりは最初から全然しない。そもそも私の年齢的に、もうそんな感情が湧きにくいのかもしれないけど…」
彼「親友か…じゃあ、そんなに好きじゃないの?」
私「いや、好きだよ。というか、そっちのほうがパートナーを選ぶときに重要な要素だと私は思ってる」
彼「まぁ、それは分かる。家族的なね。そういう考えなら良かった、俺、なんで突然こしきちゃんが俺と付き合う方向になったのか、不思議に思ってて」
私「親友みたいな居心地の良さを感じたからだよ。…あ、話の途中でごめんけど、そこのファミマでアイス買っていい?」
彼「いいね、俺も食べる」
コンビニで桃パピコを買って、半分こ。
夜の街をまた歩き出す。
彼「でも確かに、俺も結局居心地が1番大事だって思ってる。だから今回やっぱり付き合いたいって思ったし」
私「いや、でもそんな今さら付き合いたいって言われても…私この前うっすらフラれてるから、すぐには信用できないよ」
彼「だってまさか俺たちが付き合う展開になるとは思ってなかったから、正直ビックリして…そっちの出方が変わったら、俺だって手札変えるわ」
私「それはそうかもしれないけど…あなた、今後も私と会い続けたいから、テキトーに付き合うとか言ってるんじゃないの?」
彼「そんなわけないでしょ。でも確かに、こしきちゃんが納得できる形じゃないとダメだよね。いざ付き合うにあたって、何かこうして欲しいとか、リクエストある?」
私「うん。じゃあ、① 私を彼女として親に紹介すること ② 10年来の友人2人以上に会わせること このどちらかをあなたが実行すると約束できれば…」
彼「えっ、そんなんでいいの?どっちも余裕だよ、両方しよう。ちょうど来月、中学時代からずっと仲のいい同級生と10人くらいで集まる機会があるから、そこに連れて行く。親は来月以降かな、まだ付き合うことも伝えてないし…大丈夫?」
私「え?おぉう…」
意外なことに、彼は私が感じていた不安をふたつ返事で打ち消した。
この人、思ったよりちゃんと覚悟してきてたんだなぁ。
普通、男の子にとって"彼女を親に会わせる"ってちょっとした一大イベントだし、恥ずかしいゆえに躊躇しがちな、交際1ヶ月目から即予定を立てるような案件では無いと思うんだけど。
彼はけっこうノリノリで、それを快諾した。
「じゃあ、今日から交際ということで」
「うん。今繋がってる女、全部切れよ」
「ハイ」
こんな感じで、9ヶ月間割り切ったセフレ関係だった私たちの肩書きは変わった。
最初は「付き合ってからもセフレ時代みたいに隠れて他の女と会うんじゃ…」と警戒していたけど、彼にそんな素振りは一切なく、むしろ私の家の近所にわざわざ引っ越してきて、半同棲状態で交際を続けている。
アラサー女が年下のセフレに告白した結果、途中グダグダとなりながらも、なんだかんだでハッピーエンドになりました。
この告白からの一連の流れは、全然スマートでも理想的でもなかったけれど、すごくリアルで人間らしいし、今となっては始まり方などどうでも良いほど彼が私に沼っているのでまぁいいか、と思っている。
最後まで読んでくれてありがとう♡
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著者プロフィール
とうもろ こしき京大出身。在学中は祇園の高級クラブでホステスとして働いていた。
趣味は男女関係の観察・分析。仕事柄身についた対人テクニックを恋愛に応用する手法を書籍やSNSで発信している。
Twitter:@toumorokoshiki
note:https://note.com/club_monogoi
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